NLP若手の会に参加しました
はじめまして
今年のweb更新担当のmerosです
8/30(月)と8/31(火)にNLP若手の会(YANS)がオンラインで開催されました。研究室からはcaptain, pinkさんが参加されました。
[P1-15] 文章の書き手が持つ感情と読み手が受ける感情の差に関する初期調査および考察
中川翼(法政大),北田俊輔(法政大),彌冨仁(法政大)
概要: SNS等,ネットワークを介してやりとりされる文章から相手の感情を正しく推定するのは時に難しく,双方の認識・解釈の違いはトラブルにつながる場合があります。私たちは,文章の書き手が持つ感情と読み手が受ける感情の差に着目し,どのような表現がその差を生み出しているのかを明らかにするための初期調査を実施しました。先日公開されたSNSの投稿者本人と,その内容を読んだ第三者3人の感情強度が付与された計43,200件のデータセットを用いて,書き手と読み手の感情強度の差が大きい文章を予測するRNNベースの識別器を構築および評価し,上記について考察を行いました。
所感: 初のYANS参加でしたが、想定より多くの方に見ていただきポジティプな意見もいただくことができました。学生から社会人まで年齢問わず交流することができ、著名な方々と直接議論することができるYANSは、本当に貴重な場だと思います。今年はオンラインでの開催でしたが、運営の方々の創意工夫もあり、楽しみながら参加することができました。自分と似た研究に取り組んでいる方々とも交流することができ、非常に有意義な時間を過ごすことができました。運営のみなさま、ありがとうございました。
[P1-18] 効果の高いランディングページ作成支援に向けた広告テキストからの効果予測および推薦モデルの構築
北田俊輔(法政大),岩崎祐貴(サイバーエージェント),富樫陸(サイバーエージェント),山口光太(サイバーエージェント),彌冨仁(法政大)
概要: 検索連動型広告等の運用型広告は、広告効果を維持するために多様な広告文の制作や運用の改善が重要です。また、商品購入等の行動であるコンバージョン (CV) 獲得に重要なランディングページ (LP) においても、広告効果のさらなる向上のために購買行動を後押しするテキストを元にしたページ制作が必要になります。本研究では、検索連動型広告文とLPテキストからCVを予測可能な新たなモデルを提案し、そのモデルを元にCV予測に寄与するテキスト箇所の可視化や推薦可能な枠組みを提案しました。評価実験では、提案モデルが実際に現在稼働している予測モデルを超える性能を示したことを示すとともに、作成支援のための推薦結果を提示できることを示しました。
所感: 1年ぶりに YANS に参加しましたが、オンライン上でも活発にディスカッションできたことに驚きました。運営のみなさま、ありがとうございました。ラウンドテーブル形式の懇親会ではさまざまな方々と特定のトピックについてざっくばらんに話すことができました。以前のような横のつながりを重視するような YANS をひさしぶりに体験できて良かったです。
▲会場の様子
▲発表の様子
多くの方が発表を見に来てくれたようです!
発表お疲れ様でした!